私は教室やオンラインで中国語を教えていますが、レベルが上がってきた生徒さんにはネイティブの中国語に少しずつ慣れてもらうために、オンラインのネイティブレッスンも並行して受けることをおすすめしています。
中国語のオンラインレッスンのプラットフォームはたくさんあるので、自分に合ったものを探して上手に利用していかれるのがいいと思います。そこで、せっかくのオンラインレッスン「先生の話を一方的に聞いて終わった」で終わらないために、中国語ネイティブレッスンを受ける際のポイントを5つお伝えしたいと思います。
①事前にテーマを決めておく
★今日は時間の言い方を勉強したい
★起きてから寝るまでの行動を中国語で言えるようになりたい
★会社で使う言葉を勉強したい
などその日のテーマを決めてレッスンの最初に先生に伝えるといいですね。中上級者の方は、自分の観たドラマのあらすじを先生に語るとか、最近の出来事を時系列で説明するなどもおすすめです。表現につまったら先生がサポートしてくれるので、言えなかった言葉を書き留めておいて後で復習するとその言葉が身につきます。
私の友人は事前に言いたいことを準備してレッスンにのぞむようにしていたそうです。事前に単語を調べまくるのがとても勉強になったと言っていました。
★補足(20240323)
日本語を学ぶための教材を使うのもおすすめです。下記のサイト“いろどり 生活の日本語”にはゴミの出し方や美容院やクリーニング店、会社での日本語の会話例がたくさんあります。それらの会話文を中国語に翻訳してみて、ネイティブの先生に修正してもらうのもいいですね。
いろどり 生活の日本語
②録音する
スマホやボイスレコーダーでレッスンを録音し、後でそれを聞き返しながら書くと記憶に残りやすいです。覚えたいと思ったフレーズがあれば、暗記アプリ“Anki”などに入力して何度も復習するといいですね。録音を聞き返して、分からない言葉があれば、次のレッスンで質問するのもいいでしょう。 ※iOS版のAnkiアプリは有料ですが、iOS版以外のPC版やAndroid版のAnkiアプリは今のところ無料です。
③講師の質問にはきちんとしたフレーズで答える
たとえば講師から「你每天几点起床?」(あなたは毎日何時に起きますか?)と尋ねられたら「七点。」(七時)だけではなく「我每天七点起床。」(私は毎日七時に起きます。)ときちんとしたフレーズで答えましょう。そうすることで、正しい語順で話す練習にもなりますし、実際の会話でもそう答えるほうが丁寧です。
また答えるだけではなく、同じ内容でいいのでなるべく講師にも聞き返しましょう。「你呢?」(あなたは?)でもいいし、そのまま「你几点起床?」でもOKです。
④レッスン受講前に覚えておきたいフレーズ
★下記の言葉をレッスン前に言えるようになっておくと便利です。
⑤講師の選び方
講師の選び方は人それぞれです、初級の方には優しくたくさん話してくれる講師の方もいいかと思いますが、中上級者におすすめは、あまり話してくれない先生です。相手が話してくれないから、無理やり話そうとして脳がフル回転するので、私ってこんな表現もできるんだ!という発見につながったりします。好みもあるので一概には言えませんが。
最後に
ネイティブレッスンを受けると、ほぼ聞き取れなかったと落ち込むこともあると思いますが、失敗したほうが記憶には定着します。「何かひとつでも聞き取れたらいいや」くらいの気持ちで楽しくやっていかれることをおすすめします。
※このブログの音声は音読さんを使用しています。
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